- andfun 布施紀子
ベビーマッサージ最大のメリット
ブログ書きたいと思いつつもなかなか進まず、ゆったり更新です(^_^;) 今日は「私が思う」ベビーマッサージ最大のメリットについて書きます。 「ベビーマッサージって、何が良いの?何のためにするの?」 と、よく聞かれます。 ベビーマッサージ、良いことだらけなので、一言で説明するのはとても難しい。 ・赤ちゃんの運動能力を引き出す ・免疫力、抵抗力を高める ・夜泣きや便秘など生活習慣の改善 ・母子のバーストラウマを癒す ・親子のコミュニケーション、リラクゼーション ・育児に自信を持てる ・親子の精神の安定、体調の改善 ・赤ちゃん期からスキンシップを日常化することで成長しても長く続けられる
…などなど。まだまだたくさんあります。 こんなにたくさんあるだけでもすごいことです。赤ちゃんには絶対やって欲しい!と改めて思います。 そして私が今一番すごいと思っていること。 それは 【自己肯定感を高められる】 ということです。 「自己肯定感」 色んなところで聞く言葉ですよね。 私も妊娠中、育児中、あらゆるところで見聞きします。 その度に、なるほど!とっても大切!と思っていましたが、最近は特に実感します。 今までは、ベビーマッサージ最大の魅力は他の部分だと感じていました。 大きく分けて2つ。 ・赤ちゃんの成長を促す(免疫力、運動能力を上げることや、体の発育を促すことなど) ・親子のコミュニケーション(歌を歌ったり全身を触って変化に気付くことなど、スキンシップの育児) これももちろんすごいこと。とても大切。 ちょっと話が逸れますが 私の娘は現在5歳ですが、今でもマッサージをするととても喜んでくれます。 甘えたいとき、寂しいとき、疲れたときなど、自らマッサージをせがむこともあります。 至福の時間です。いつまでこうして甘えてきてくれるんだろう、と思うと胸が熱くなります。 親は子どもの成長をひたすら追い続ける毎日です。 赤ちゃんだった子どもが歩くようになり、一人でごはんを食べるようになり、トイレに行き、着替えや出かける支度まで一人でこなすようになり、友達ができ、社会ができ、人のことを思いやったり空気を読んだり、ずるをしたり意地悪をしたり嘘をついたり、傷つき、迷うようになる。 子どもが成長するに従い、関わり方も変わっていきます。 私は幼少期からとても複雑な性格で、暗いじっとりした過去があります。 いじめや嫌がらせもあり、病弱だったために幼稚園や小学校もまともに行けず、身体的にも精神的にもとても未熟なまま思春期を迎え、対人恐怖症もあり、引きこもりもかなり長く経験しました。 幼少期のとても大切な時期を病院の白い世界で薬漬けで過ごし、同年代のお友達と過ごすことなく、母親の看病と看護師や医師に囲まれて成長しました。周りには重病患者も多く常に死が身近にある世界。 勉強も生活習慣もテレビで見る世界もまるで自分とはかけ離れていて、私の「生」は点滴で繋がれていました。 まともに人付き合いも勉強もしないまま成長して、社会に出ても失敗ばかりです。 社会というもの、仕事というものは何となく理解できても、人付き合いは全くうまくできず、どこに行っても誰といても馴染めない、人に嫌われたり仲間から外れることの方がよっぽど得意でした。 それはつまり、自己肯定とは無縁です。 主人と出会って、結婚して、子どもを産んで育てていくうちに、やっと自分と対峙できるようになり、自己肯定というものの奥深さを日々痛感します。 ベビーマッサージを仕事にしてから、より自分と向き合うことも増え、感じることも気付くことも増え、成長した娘とマッサージの関係もより深く感じます。 赤ちゃんはお母さんのお腹で命を育み、自分の体の形を変えてまで命を懸けてこの世に出てきます。 お母さんは自分の体の形を変えてまで、命を懸けてお腹の命を育て産みます。 お腹の中では一緒だった命が、産まれてきたら別々の人間になります。 やっと触ることができます。 たくさんスキンシップして、たくさん声をかけて、たくさん笑い合うことができます。 いずれ子どもは自立していきます。 赤ちゃんの時から親の愛情をたくさん受けて育った子どもは、愛情を疑うことなく幸せな世界を切り開いていけると信じています。 自分を肯定できれば、人も世界も肯定することができる。 ベビーマッサージでたくさん思いを伝えて、赤ちゃんとコミュニケーションして欲しい。 やさしさは必ず届きます。赤ちゃんは親の愛情だけを感じ取って成長するのだと信じて欲しい。 それが自己肯定感に繋がったら、素晴らしいことです!